歯のコラム

セラミックで理想の前歯へ!使用される素材や費用も解説!

こんにちは。埼玉県上尾市にある歯医者「とも歯科 矯正歯科クリニック」です。

セラミックで理想の前歯にする女性

虫歯や外傷が原因で前歯の治療が必要になり、セラミックにすべきかお悩みの方も多いでしょう。また、前歯の歯並びを改善するためにセラミック治療を選択する方もいます。

セラミックは、天然歯のような白さや透明感により、自然で美しい前歯を再現することができる素材です。

今回は、前歯をセラミックにするメリットやデメリット、セラミックの素材や費用などについて解説します。

前歯をセラミックにするメリット

前歯をセラミックにするメリットイメージ

前歯をセラミックにする場合、見た目が美しくなることが最も大きなメリットといえるでしょう。他にも、さまざまなメリットが存在します。

ここでは、前歯をセラミックにするメリットを確認しましょう。

自然な見た目に仕上がる

セラミックは陶器素材なので、他の素材にはない透明感やツヤ感があります。天然歯が本来持っている透明感やツヤに似ているため、セラミックで作られた詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)は、自然な見た目に仕上げることができます。

また、セラミックは色調を細かく調整することができ、周囲の歯に近い色を選べます。とくに前歯は口を開けると目立ちやすいので、自然に仕上がることはメリットでしょう。

前歯が綺麗になれば、口を開けることや笑うことに抵抗が無くなり、自信を持てるようになるかもしれません。

治療期間が短い

セラミック治療にかかる期間が短いという点もメリットと言えます。治療期間の目安は、数週間~1ヵ月程度です。治療する箇所を削り、歯型を取ってからセラミック歯を作成し、完成したセラミック歯を被せれば終了です。

虫歯や外傷で前歯が欠損しても、短期間で綺麗な前歯を手に入れられます。また、前歯の歯並びを治療したい方の場合、歯列矯正は2〜3年かかるため、大幅に治療期間が短縮されます。

劣化しにくい

セラミックは経年劣化が起こりにくく、長期の使用でも綺麗な状態を維持できます。保険治療のレジンは経年による変色が起こりますが、セラミックは汚れが付着しにくいので変色が起こりにくいという特徴があります。

前歯が変色すれば目立ってしまうため、変色が起こりにくい点は大きなメリットです。また、長期の使用による摩耗や変形も起こりにくいです。治療当初の状態を維持しやすく、美しい見た目で使用し続けられるでしょう。

虫歯を予防しやすい

セラミックは表面がツルツルしているので汚れが付着しにくく、虫歯を予防しやすい素材です。保険診療で使用される銀歯やレジンは、表面に傷がついて汚れが蓄積されやすく、変形によって隙間から細菌が侵入しやすいことから虫歯の再発リスクがあります。

一方で、セラミックは経年による変形が起こりにくいため、隙間から細菌が侵入するリスクが低いです。

メタルタトゥーのリスクがない

金属素材を使用して治療をすれば、徐々に金属が溶け出して歯茎が黒ずんでしまうメタルタトゥーが起こるリスクがあります。メタルタトゥーは歯磨きで落とすことはできず、ピーリングやレーザーによる治療が必要です。

前歯をセラミックにすれば、メタルタトゥーのリスクを回避できます。

金属アレルギーでも治療できる

金属を使用しないセラミック素材を選べば、金属アレルギーの方でも治療が可能です。金属アレルギーは突然発症するため、現在アレルギーがない方でも将来的にアレルギーを発症することがあります。セラミックならば、将来的な金属アレルギーのリスクも回避できます。

ただし、メタルボンドという素材は土台に金属が使用されています。金属アレルギーが不安な方は避けましょう。

前歯をセラミックにするデメリット

前歯をセラミックにするデメリットイメージ

セラミックは、審美性が高く経年劣化が起こりにくいなど、メリットの多い素材です。

しかし、デメリットも存在します。前歯は目立つ部分なので、メリットとデメリットのどちらも知ったうえで治療を検討すべきでしょう。

ここでは、前歯をセラミックにするデメリットをご紹介します。

費用が高くなる

セラミックには保険が適用されないため、費用が高くなります。保険が適用される治療であれば患者さまの治療費の負担は1〜3割ですが、保険が適用されない自費診療は全額自己負担です。

とくに、目立つ前歯のセラミック治療は繊細な技術を要するため、費用が高くなる傾向にあります。

健康な歯を削る必要がある

前歯をセラミックにする場合、歯を削って土台を作らなければなりません。セラミックの強度を保つためには厚く作る必要があり、健康な歯を削らなければならないケースもあるでしょう。場合によっては、神経を抜かなければならないこともあります。

健康な歯を削ると歯の寿命を縮めることになるため、デメリットになるといえます。

破損することがある

セラミックは日常生活での使用で簡単に破損するような素材ではありませんが、強い衝撃を受ければ破損することがあります。例えば、転倒して口元を打った場合や、スポーツ中にボールが口元に当たった場合、硬いものを無理に前歯で噛んだ場合などが考えられます。

とくに前歯は外傷による強い衝撃を受けやすい箇所なので、破損が起こらないように注意が必要です。

前歯に使用されるセラミックの素材と費用

前歯に使用されるセラミックの素材と費用イメージ

セラミックにはさまざまな種類があり、種類ごとに特徴や費用が異なります。前歯で使用される主なセラミックの素材と費用は、以下の通りです。

オールセラミック

オールセラミックは、セラミックだけで作られたものです。天然歯に近い光沢やツヤ、色調を再現できます。審美性の高い素材で、前歯の治療に選ばれることが多いです。

費用相場は、1本10~20万円ほどになります。

ジルコニア

セラミックの中でももっとも耐久性に優れた素材です。オールセラミックに比べると透明感は劣りますが、色調は調整しやすいです。耐久性の高さから、歯ぎしりや食いしばりが強い方、スポーツをされている方などに選ばれています。

費用相場は、1本10~15万円ほどです。

ハイブリッドセラミック

セラミックと歯科用プラスチックを混ぜた素材です。オールセラミックに比べると審美性には劣り、プラスチックなので変色が起こるリスクもあります。費用を抑えたい方に人気です。

費用相場は、1本5~10万円ほどです。

メタルボンド

土台となる金属の表面にセラミックを焼き付けた素材です。外側がセラミックなので綺麗な仕上がりになりますが、金属を使用しているので長期使用で黒ずみが生じるリスクがあります。

費用相場は、1本8~15万円ほどになります。

前歯のセラミック治療の流れ

前歯のセラミック治療をする歯科医師

前歯のセラミックの治療は、以下の流れで進むことが一般的です。

カウンセリング

まずは、カウンセリングで口腔内の状態を確認しながら、具体的な悩みや希望についてのヒアリングが行われます。カウンセリングでセラミックの素材や費用などについても説明してもらうことができます。

検査

セラミック治療を開始する前に、口腔内の検査を行います。目視による検査だけではなく、CTやレントゲンなどの精密検査、歯周病検査などが行われますが、検査内容は歯科医院ごとに異なります。

検査で虫歯や歯周病が発見された場合には、それらの治療を優先します。

土台作り

歯を削って土台を作ります。歯を大きく削らなければならない場合は、神経を抜く抜髄も必要になります。

土台を作ったあとに歯型採りを行い、歯型を歯科技工士の元へ送ってセラミックの歯を製作します。

仮歯の装着

土台を作った後の歯を保護するために、仮歯を装着します。仮歯で数日間過ごすことになるため、見た目や噛み合わせなども細かく調整します。

セラミック歯の装着

完成したセラミック歯を装着します。最終的な噛み合わせの微調整を行い、問題がなければ治療は終了です。

まとめ

前歯のセラミック治療を終え笑顔でデザートを食べる女性

前歯は目立つ部分ですが、セラミックは審美性が高い素材なので、理想の前歯を再現できます。虫歯や外傷による歯の欠損だけではなく、出っ歯や八重歯など、前歯の歯並びが気になる方がセラミック治療を選択するケースもあります。

セラミックの素材によって見え方や特徴は異なるため、歯科医師と相談しながら選択しましょう。

前歯をセラミックにすることを検討されている方は、埼玉県上尾市にある歯医者「とも歯科 矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みを癒すだけでなく生活の質を向上できる歯科治療を目指して診療を行っています。小児矯正・小児歯科や成人矯正、虫歯・歯周病治療、ホワイトニングなどさまざまな治療を行っています。

当院のホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。