歯のコラム

セラミックの歯の寿命は?長持ちさせるためのポイントも解説!

こんにちは。埼玉県上尾市にある歯医者「とも歯科 矯正歯科クリニック」です。

セラミック歯

セラミックの歯は、美しい見た目と優れた耐久性で多くの方に選ばれていますが、寿命について気になる方も多いでしょう。日々のケアや生活習慣などのポイントを押さえておくことで、より長期間にわたって美しさと機能の維持が可能です。

この記事では、セラミックの歯の平均的な寿命と、寿命を延ばすための具体的な方法について詳しく解説します。

セラミックの歯の寿命

セラミック歯

種類によりますが、一般的にセラミックの歯は10年〜15年の寿命があるとされています。セラミックは摩耗や変色に強い素材であるため、寿命が長いのです。

ただし、セラミックの寿命は、患者さまの生活習慣やメンテナンスの状態によって変動します。日々のケアやメンテナンスを怠らず、正しい生活習慣を心がけることで、セラミックを長く快適に使用できるでしょう。

セラミックの歯の寿命が長い理由

セラミックの歯の寿命が長い理由イメージ

セラミックが長持ちする理由は、以下のとおりです。

表面に汚れが付きにくい

セラミックは表面がツルツルとしており、プラークや汚れが付きにくいです。口腔内を清潔に保ちやすく虫歯や歯周病のリスクが低いため、セラミックが外れるなどのトラブルが起きる可能性も低くなります。

表面に汚れが蓄積しにくく口腔疾患を予防できることは、セラミックの寿命が長い大きな理由の一つと言えるでしょう。

劣化しにくい

セラミックは非常に硬い素材で、噛み合わせによる摩耗に強いという特徴があります。また、銀歯のように、唾液や温度によって変形することもありません。そのため、長期間にわたって安定した機能を維持することができるのです。

金属アレルギーの心配がない

銀歯など、歯科で使用される金属が原因で金属アレルギーになった際は、原因の金属を外さなければなりません。

セラミックは金属を使用していないため、金属アレルギーのリスクがありません。金属アレルギーの方でも安心して使用できる点は、セラミックの大きなメリットと言えます。また、歯茎に黒ずみが生じる心配もありません。

しかし、セラミックでもメタルボンドという素材に関しては、金属を使用しています。そのため、金属による問題を避けたい方は、使用しないようにしましょう。

セラミックの歯の寿命が短くなる原因

噛み合わせをチェックする女性

セラミックの歯は、寿命が予想よりも短くなることがあります。以下に、セラミックの歯の寿命が短くなる主な原因を詳しく解説します。

噛み合わせが悪い

セラミックは強度の高い素材ですが、過度な力が加わると欠けたり割れたりすることがあります。噛み合わせが悪いとセラミックの歯に負荷が集中し、ダメージを与える可能性があるのです。

特に、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、注意が必要でしょう。

噛み合わせに違和感がある場合は、早めに歯科医院を受診して改善することが大切です。また、就寝時に歯ぎしりや食いしばりをする癖がある方は、ナイトガードを装着することで歯にかかる負担を軽減できます。

ケアが不十分

日常の口腔ケアが不十分だと、セラミックの歯の周囲にプラークや歯石が蓄積し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。虫歯や歯周病になると、セラミックを外して治療を行う必要があるため、セラミックは寿命を迎えることになるでしょう。

また、セラミックの歯を支える土台の歯が弱くなり、結果としてセラミックの寿命が短くなることもあります。適切なセルフケアを行うことと、定期的に歯科検診を受けることが重要です。

硬い物や糖分の多い物をよく食べる

硬い食べ物を頻繁に摂取すると、セラミックの歯に過度な負荷がかかり破損する可能性が高まります。また、糖分を多く含む食べ物を頻繁に摂取することも、セラミック自体ではなく周囲や土台の天然歯の健康に影響を与える可能性が高まります。

セラミックを長く使用するためには、飲食物の選択も重要なポイントと言えるでしょう。

歯科医師の技術不足

セラミック治療には、高度な技術が求められます。歯科医師の技術が不十分な場合、セラミックが合わず早期に寿命を迎える原因になることがあるでしょう。

セラミックが合わず土台との間に隙間がある場合、外れたり虫歯になったりする原因になるのです。信頼できる歯科医師がいる医院を選び、正確な診断と治療を受けることが、セラミックの寿命を延ばすためには不可欠でしょう。

セラミックの歯の寿命を延ばすためには

5本の歯間ブラシ

セラミックの歯を長持ちさせるためには、日々のケアとメンテナンスが欠かせません。以下に、セラミックの歯の寿命を延ばすための具体的な方法について詳しく解説します。

定期的に歯科医院を受診する

定期的に歯科検診を受けることは、セラミックの歯を長持ちさせるために非常に重要です。一般的には6ヶ月に一度ほどの検診が推奨されていますが、口腔状況に応じて頻度は異なります。

検診では、噛み合わせやセラミックの状態を確認し、必要に応じて調整を行います。また、歯科医院では、セルフケアでは除去しきれなかった歯石や歯垢を取り除いてもらえます。

定期的に歯科医院を受診することで口腔内の健康を維持し、セラミック歯の寿命を長持ちさせられるでしょう。

正しい口腔ケアを行う

日々の口腔ケアが、セラミックの寿命を左右します。正しい方法で口腔ケアを行い、口腔内を清潔に保ちましょう。

歯磨きの際は、力強く磨かないようにしてください。強い力でのブラッシングは、セラミックや歯茎を傷める原因になります。歯磨きは歯の表面だけでなく、歯ブラシの角度を45°にして歯と歯茎の間も丁寧に磨きましょう。

歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシも使用すると、歯間の汚れを効果的に除去できます。歯ブラシだけでは歯間の汚れは十分に落せないので、最低でも1日1回、特に菌が活発になる就寝前には、フロスや歯間ブラシを使用するように心がけてください。

また、フッ素入りの歯磨き粉を使用するとエナメル質が強化されるため、効果的に虫歯予防ができます。セラミックの歯の寿命を長くすることにもつながるでしょう。

噛み合わせの調整

噛み合わせの問題は、セラミックの歯に負担をかけ寿命を短くする原因になります。特に、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は注意が必要です。

噛み合わせは年齢とともに変化するといわれています。定期的に歯科医院を受診して噛み合わせをチェックし、必要に応じて調整を行うことでセラミックの寿命を延ばせるでしょう。

また、歯ぎしりや食いしばりが原因でセラミックが摩耗するのを防ぐためには、ナイトガードの使用が効果的です。ナイトガードとは、プラスチックやシリコン素材のマウスピースのことです。

歯ぎしりや食いしばりが起こりやすい睡眠中に装着することで、セラミックの歯への負担を軽減できます。

食生活の改善

食事の内容も、セラミックの寿命に大きく影響します。適切な食生活を心がけることで、セラミックの歯を保護できるでしょう。

硬いナッツや氷などは、セラミックに過剰な力をかけ破損の原因になる可能性があります。強い力を必要とする食べ物は、できるだけセラミックの歯で噛まないように気をつけましょう。

正しい生活習慣を心がける

口腔内の健康は、全身の健康と深く関連しています。健康的なライフスタイルの維持が、セラミックの歯を長持ちさせることにつながるでしょう。

特に、喫煙は口腔内の健康に悪影響を及ぼし、歯周病のリスクを高めます。セラミックの寿命を短くする可能性が高まるため、禁煙するのが望ましいでしょう。

また、ストレスは歯ぎしりや食いしばりの原因になります。適度な運動やストレッチなどでストレスを発散し、歯に負荷をかけないように心がけましょう。

まとめ

綺麗な歯の女性

セラミックの歯の寿命は、一般的には10~15年程度とされています。セラミックは、耐久性と審美性の高さから多くの患者さまに選ばれていますが、寿命を最大限に延ばすためにはいくつかの注意点があります。

まず、定期的な歯科検診とメンテナンスは欠かせません。歯科医院で定期的に口腔内のチェックとクリーニングを受けることで、問題を早期に発見し対処できます。また、日々のセルフケアをしっかり行い、口腔内を清潔に保つことも大切です。

今回ご紹介したポイントを意識することで、セラミックの歯をより長く使用できる可能性が高まるでしょう。

セラミックを検討されている方は、埼玉県上尾市にある歯医者「とも歯科 矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みを癒すだけでなく生活の質を向上できる歯科治療を目指して診療を行っています。小児矯正・小児歯科や成人矯正、虫歯・歯周病治療、ホワイトニングなどさまざまな治療を行っています。

当院のホームページはこちらWEB予も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。