こんにちは。上尾市の歯医者 とも歯科矯正歯科クリニック院長の中川です。
最近当院の看板が変わりました。
『ママとこどものはいしゃさん』グループに加盟し、さらにお子様と親御様のお口の中をしっかり見させていただければと思っています。
さて、今回はお子様の矯正の中の『床矯正』についてお話しさせていただこうかと思っています。
床矯正は、歯列矯正の一種であり、特におこさまの歯並びや顎の成長に影響を与える問題を解決するために使用される治療法です。
それでは床矯正についていくつかお話ししてまいります。
<1. 床矯正の目的と効果>
床矯正の主な目的は、おこさまの顎の成長を促進し、正しい咬合(かんごう)を形成することです。
床矯正装置は、上あごや下あごに装着され、顎の発育や咬合の調整を行います。
床矯正により、上下の顎の調和を取り、正しい咬合関係を構築することができます。
<2. 床矯正の適応症>
床矯正は、以下のような症例に適用されることが多いです。
・前歯が前に出ている(突出前歯)
・上下の顎のバランスが取れていない
・噛み合わせの異常(咬み合わせの深さや逆咬合など)
・歯並びや咬合による機能的な問題(食事や発音の障害など)
・顎の成長による問題(下顎が前に出ているなど)
ただし、具体的な治療計画は個々の症例によって異なるため、歯科医師との相談が重要です。
<3. 床矯正の治療期間とケア>
床矯正の治療期間は個人の状況によって異なりますが、通常は数ヶ月から数年にわたります。
治療期間中は、定期的な調整とフォローアップが必要です。
また、床矯正装置の清掃と口腔衛生の維持も重要です。
歯磨きやフロスの使用によって装置周辺の汚れを除去し、むし歯や歯周病のリスクを低減します。
<4. 歯科医師との協力とフォローアップ>
床矯正は歯科医師との密な協力が必要です。
歯科医師はおこさまの顎の成長や歯の発育状況を評価し、適切な治療計画を立てていきます。
定期的な診察や装置の調整を通じて、治療の進捗を確認し、必要に応じて治療計画を修正します。
治療終了後も、定期的なチェックアップとメンテナンスを行うことで、治療の効果を長期間にわたって維持することができます。
<5. 床矯正の利点>
利点:床矯正は、おこさまの歯並びや顎の成長に対して以下の利点をもたらします。
a.正しい咬合関係の形成: 床矯正により、正しい咬合関係を形成することができます。
適切な咬合は、食事や発音の機能を向上させ、将来的な口腔の健康を促進します。
b.美しい顔のバランス: 正しい顎の位置や歯の配置を取り戻すことにより、美しい顔のバランスを実現します。
突出前歯や逆咬合などの問題が改善され、自信を持った笑顔が得られます。
c.成長に合わせた治療: 床矯正は子供の成長段階に合わせた治療が可能です。
顎の成長を促進することで、適切な顎の形成や咬合の調整を行い、将来的な歯列の問題を予防します。
<6. 注意点>
床矯正には以下のような注意点があります。
a.治療期間の長さ: 床矯正は通常、数ヶ月から数年にわたる治療期間が必要です。
個々の症例によって異なるため、親子で治療の長期間にわたるコミットメントが求められます。
b.装置への適応: 床矯正の装置は口腔内に装着されます。
初めは違和感や話しにくさを感じることがあるかもしれませんが、徐々に慣れていきます。
矯正装置のケアと清掃にも注意が必要です。
c.治療期間中の制限: 床矯正中は、特定の食べ物や飲み物の摂取制限が必要な場合があります。
また、スポーツや口腔への衝撃を伴う活動時には、保護用具の使用が推奨されることもあります。
<まとめ>
床矯正は、おこさまの健康な歯並びと顎の発育を促進するための効果的な治療法です。
個々の症例によって異なるため、歯科医師との相談と適切な治療計画の立案が重要です。
床矯正によって、子供の口腔の健康と美しい歯並びを実現しましょう。
この記事を書いたのは
とも歯科矯正歯科クリニック院長 中川智彦
日本大学歯学部卒業
インビザラインドクター
インビザラインプラチナプロバイダー
シュアスマイルドクター
メイクアライン所属
アライナー矯正CIAO所属
マウスピース矯正スタディーグループDNEX所属
クリンチェックマラソンコース
SAO第1期メンバー
デジタルアライナーオルソドンティクス2020コース
床矯正研究会所属
アストラテックインプラントシムプラントコース
POIインプラントコース取得