歯のコラム

患者さまの質問にお答えします37 冷たいものがしみます編

こんにちは。

上尾市の歯医者 とも歯科矯正歯科クリニック院長の中川です。

もうすぐ4月ですね。

春はいつもワクワクしますね。今日も当院に来てくれたお子様が「今度小学校に行くんだ!」と自慢してくれました。

ランドセルは何色?と聞くとめっちゃ笑顔で「青!!」と答えてくれてなんだかすごくほっこりしました。

 

さて、今回も患者さまの質問にお答えしていきたいと思います。

今回の質問は『先生、最近冷たいものが染みることが多いんだけど、虫歯かな?』

という40代女性からの質問です。

 

キーンと痛いこと、ありますよね。

歯が染みるのはなんらかのトラブルのサインのことが多いです。

冷たいものを食べた時に「キーン」と歯が染みるのは象牙質の露出が原因です。

象牙質は、白いエナメル質で覆われているのですが、なんらかの理由で象牙質が露出してしまった場合、表面に開いている微細な穴から冷たい刺激が神経に伝達します。

健康的な歯の状態であれば染みないので、トラブルが起きているサインだと考えられます。

 

染みる原因としては大きく二つに分かれます。

①虫歯

②知覚過敏

①虫歯で染みる場合の症状

虫歯が進行して歯が溶けて穴があき神経がむき出しになると、冷たいものがしみてきます。

この場合はチョコレートなどの甘いものもしみてきます。

鏡で確認をして歯が染みる部分が黒く穴が空いている状態であれば虫歯と考えていいでしょう。

虫歯が原因であると、進行すると痛みの強さや頻度ともに増えていき、最終的には激痛を伴います。

なるべく症状が軽いうちに歯科医院を受診されることをおすすめします。

 

②知覚過敏が原因で染みている場合

 

加齢や歯ブラシのしすぎ、はぎしりなどで歯茎が下がることで、歯の根っこが露出し象牙質がむき出しになることがあります。

この場合冷たいものを食べた時「キーン」と刺激を感じます。

ただ虫歯の症状と違い、痛みは持続せず長くても1分程度ですぐに治ります。

歯は毎日少しずつ摩耗するので、カチカチ噛む力や咀嚼によって歯がすり減ってしまい象牙質があらわになることもあります。

噛む力は人それぞれですが歯ぎしりや食いしばりなどの癖があれば摩耗は早まります。

また少ないですが転んで歯が欠けてしまって染みることもあります。

食べ物や飲み物で歯が溶けてしまい、染みることもあります。

 

例えば炭酸飲料や柑橘類などすっぱい食べ物は強い酸性なので、長時間口にされていたりよく召し上がる習慣があると、エナメル質が溶けて象牙質が露出します。

象牙質はエナメル質よりも柔らかく弱い酸でも溶けてしまうのでどんどんしみてきてしまうことが多いです。

 

 

虫歯と知覚過敏では治療法も異なりますのでもし歯が染みる症状があるのであれば、早めに歯科医院を受信しましょう!

 

 

この記事を書いたのは

とも歯科矯正歯科クリニック院長 中川智彦

日本大学歯学部卒業

インビザラインドクター

インビザラインプラチナプロバイダー

シュアスマイルドクター

メイクアライン所属

アライナー矯正CIAO所属

マウスピース矯正スタディーグループDNEX所属

クリンチェックマラソンコース

SAO第1期メンバー

デジタルアライナーオルソドンティクス2020コース

床矯正研究会所属

アストラテックインプラントシムプラントコース

POIインプラントコース取得