こんにちは。
上尾市の歯医者 とも歯科矯正歯科クリニック院長の中川です。
最近当院ではYouTubeをはじめました。
まだまだコンテンツは少ないですが、少しづつ増やしていきます。
当院のチャンネルはこちらhttps://youtu.be/lzG6hxlYTnw
今回は前回の続きの患者様の質問にお答えしていきます。
今回の質問は、8歳の女の子からです。
『先生、虫歯って自分で見つけられるの?』
前回は初期の虫歯についてお話ししました。
今回は比較的進行した虫歯のお話をしていきます。
C2:痛みやしみるのを感じる進行した虫歯
歯の表面のエナメル質が溶けて、細菌が内側の象牙質に達した状態。
歯の神経に近づくにつれて、歯の痛みやしみを感じる様になります。
エナメル質の内側にある象牙質は、エナメル質より柔らかいので虫歯の進行が早いのが特徴です。
C2以降は自然に治る可能性はほとんどありませんので、歯科医院して治療が必要です。
治療法として、細菌に侵されて黒くなった部分の象牙質を削り、その部分に詰め物をします。
保険治療では、プラスチック製のレジンまたは金銀パラジウム合金の銀色の詰め物になります。
自由診療では自分の歯と同じ様な色の白いセラミック、奥歯ではセラミックのほかゴールドなどの歯科材料も使用できます。
C3:激しい痛みが伴う虫歯
C2がさらに進行し、細菌が歯の神経まで達した状態です。
神経はいたみを直接感じる器官なのでより痛みを感じやすくなります。
象牙質の内側にある神経まで細菌が到達し、炎症を起こすとドクドク鼓動を感じる様な激しい痛みが出ます。
治療方法としては、歯の神経を抜いて被せ物をする治療になります。
保険診療ではレジンを被せる治療、奥歯の場合は金銀パラジウム合金を使用した銀歯の被せ物が多いです。
自由診療ではセラミックやゴールド、色々な治療が選べます。
セラミック治療に関してもこれからのコラムでお話ししていく予定です。
C4:歯がほとんど溶けてなくなってしまっている状態
C4は歯茎から上のお口の中に出ている歯のほとんどが溶けてしまって、歯の根っこのみが残っている状態です。
すでに歯の神経と歯髄は溶けて死んでしまっているので痛みはありません。
しかし痛みがないからといって放っておいていいわけではありません。
目に見えない無数の最近の温床となっていますので、放置すると細菌が健康な歯にも移ってしまうので治療が必要です。
さらに進行し、細菌が歯根まで到達炎症を引き起こすと、膿がたまります。
こうなるとまたズキズキと痛くなってきます。
治療法としては基本的に歯を抜くしか方法がありません。
もし歯根部がある程度残っているのなら、C3と同じような神経の治療をして被せ物を作る感じになります。
被せ物が作れないほど進行している場合、やはり抜歯になってしまいます。
C0からC4まで虫歯の進行具合はあります、虫歯の早期発見ができると治療も簡単にすみますので、定期検診で歯医者さんに行くのをおすすめします。
この記事を書いたのは
とも歯科矯正歯科クリニック院長 中川智彦
日本大学歯学部卒業
インビザラインドクター
インビザラインプラチナプロバイダー
シュアスマイルドクター
メイクアライン所属
アライナー矯正CIAO所属
マウスピース矯正スタディーグループDNEX所属
クリンチェックマラソンコース
SAO第1期メンバー
デジタルアライナーオルソドンティクス2020コース
床矯正研究会所属
アストラテックインプラントシムプラントコース
POIインプラントコース取得