こんにちは。
上尾市の歯医者 とも歯科矯正歯科クリニック院長の中川です。
3月に入り、だんだん暖かくなってきましたね。春が来てますね!
最近当院ではYouTubeをはじめました。
まだまだコンテンツは少ないですが、少しづつ増やしていきます。
当院のチャンネルはこちらhttps://youtu.be/lzG6hxlYTnw
今回は患者様の質問にお答えしていきます。
今回の質問は、8歳の女の子からです。
『先生、虫歯って自分で見つけられるの?』
そうですよね。確かに自分で見つけられたらわかりやすいですよね。
虫歯で大きな穴が空いているものは見つけやすいと思いますが、それ以外は正直難しいと思います。
例えば歯と歯の間の虫歯や詰め物の中にできている虫歯は、絶対にわからないと思います。
なかなか難しい虫歯の発見ですが、みなさまのよくある勘違いのひとつに「歯が黒くなっていたら虫歯」というものがあります。
確かに黒くなっていると虫歯になっていることはあります。
ですが全てがそうではなく、コーヒーや紅茶、お茶の茶渋(ステイン)で黒くなっていることもよくあります。
その場合は虫歯ではないので削る必要はありません。
ただ黒い色が気になる場合は削らないと無くならないこともあります。
もし鏡を見て、黒い色の歯があったなら一度歯医者さんで確認してもらった方がいいかもしれません。
ちなみに少し専門的な話になりますが、虫歯の進行は5段階に分けられます。
進行具合は軽度のものから C0 C1 C2 C3 C4 となります。
みなさんも歯科検診等で聞いたことがある単語があるのではないでしょうか。
今回は比較的虫歯の進行が進んでいない状態のもの、C0とC1をご紹介します。
C0とC1は歯を削らずにいくこともありますが、C2以降は歯を削らないと治せないものになります。
次回以降に比較的すすんでしまったC2以降のお話をします。
①CO(シーゼロ、シーオー)
虫歯というよりは歯の溝が黒ずんでいたり、白く濁っている状態。虫歯で穴はあいていませんが虫歯になりやすくなっている状態。
歯の表面では虫歯菌が出した酸、弱い毒で歯の表面のエナメル質を溶かそうとする『脱灰』と、唾液やフッ素による『再石灰化』が繰り返し起きていて再石灰化が追いつかなくなるとC0という状態になります。
治療法としては、歯の清掃、フッ素塗布とうで歯の再石灰化を促します。経過の観察で問題ありません。
②C1
C0が進行して、歯の表面のエナメル質が溶け始め小さな穴が空いている状態。
非常に小さな穴なので削らずに様子をみたり、進行具合に応じて削ることもあります。
治療法としてはC0と同じでフッ素塗布をすることもあります。ただ小さな穴が空きつつあるので先回りして削って薬をつめることもあります。
今回は虫歯の見つけ方と、その進行具合についてお話ししました。
次回は今回よりも進んだ虫歯の話をします。
ありがとうございました。
この記事を書いたのは
とも歯科矯正歯科クリニック院長 中川智彦
日本大学歯学部卒業
インビザラインドクター
インビザラインプラチナプロバイダー
シュアスマイルドクター
メイクアライン所属
アライナー矯正CIAO所属
マウスピース矯正スタディーグループDNEX所属
クリンチェックマラソンコース
SAO第1期メンバー
デジタルアライナーオルソドンティクス2020コース
床矯正研究会所属
アストラテックインプラントシムプラントコース
POIインプラントコース取得