歯のコラム

患者さまからの質問にお答えします 16 マウスピース矯正⑦

みなさまこんにちは。

上尾市の歯医者 とも歯科矯正歯科クリニック院長の中川です。

今回引き続き当院の患者さまからの質問に答えてまいります。

今回はまたまた前回の続きとなります、マウスピース矯正の続きです。

 

 

矯正相談で当院にいらっしゃった20代女性からの質問です。

『マウスピース矯正って聞いたことあるけど、どういうものなのですか?』という質問です。

ざっくりいいところをご説明しますと

①目立ちにくく、異物感が少ない矯正装置

②取り外しが可能で、好きな食事ができる。

③取り外し可能なため、お口の中が清潔に保てる

④痛みが少ない

⑤顎関節症の治療やホワイトニングも同時にできることがある

⑥できるだけ歯を抜かない治療計画が立てられる

⑦矯正治療のゴールが明確になる

とあげられます。

 

今回は ⑦矯正治療のゴールが明確になる を解説していきたいと思います。

 

矯正治療ってどれくらいの期間がかかるかご存じでしょうか。

もちろん歯並びの状態や年齢、どこを治療のゴールとするかで全く変わってきますが、ざっくりお伝えすると早ければ半年、長ければ5年、6年かかります。

その長い矯正期間をどう乗り切るかというのはとても大切な問題だと思います。

矯正を始めようと考えている患者さまの質問の中で、圧倒的に多い質問が『矯正期間はどれくらいになりますか?』です。

こうお考えになるということは、矯正治療は虫歯の治療とは違い、「削って詰めて1回で終わり」ではないとご理解いただいているのかと思います。

しかし、どれくらいかかるかが分からない、つまりいつ矯正治療のゴールになるかが分からなくて不安ということだと思います。

私はそういう時によくマラソンや長距離走で例えます。

長距離をずっと走っていると疲れますよね。ヘトヘトかと思います。ゴールはまだか?いつまで走るんだ?これでゴールまであと何キロか分からないと心が折れませんか?

逆に「ゴールまであと1キロ」と言われたら最後まで頑張ろう!と思えると思うんです。

矯正治療も同じです。

治療のゴールがいつか分からないと、『この治療いつまでかかるんだろう・・・』『もう疲れた・・・』になっちゃうと思うんですよね。

しかし、マウスピース矯正は違います。

ちゃんと治療のゴールがわかるんです。

もうあと何ヶ月くらいで終わるんだなっていうのがわかるとモチベーションも保ちやすく、最後まで走り抜けられると思います。

それを可能にしているのがデジタル矯正です。マウスピース矯正はデジタル矯正です。

粘土の型取りはしません。最新鋭のスキャナーを使い歯型をとります。

治療計画を石膏模型を使って手作業で計画しません。コンピュータ上で3Dの模型を作り0.25ミリ単位で治療計画を作成します。

そのため、だいたいの治療のゴールが患者さまにも分かりやすいビジュアルで展開されます。

これは本当に素晴らしく、私も最初に体験した時は度肝を抜かれました。

みなさまもスキャナーで歯形を取るだけでも体験してみると、本当に面白いですよ!

自分の歯並びがこういうふうに変わるのかとか。今の自分の歯並びはこうなっているんだとか、3Dの模型で見ると本当によく分かります。

このスキャナーの登場により、矯正のゴールがよくわかるようになったんですね。

それでも矯正治療期間は最低でも半年はあります。

長い期間が必要になりますので、一緒にがんばっていきましょう!

私たちがサポートします。長く続けられるコツやツールも用意していますのでご安心ください^^