こんにちは。
上尾市の歯医者 とも歯科矯正歯科クリニック院長の中川です。
今回も当院の患者さまからの質問に答えてまいります。
今回は前回の続きとなります。
今回は矯正相談で当院にいらっしゃった20代女性からの質問です。
『マウスピース矯正って聞いたことあるけど、どういうものなのですか?』という質問です。
ざっくりいいところをご説明しますと
①目立ちにくく、異物感が少ない矯正装置
②取り外しが可能で、好きな食事ができる。
③取り外し可能なため、お口の中が清潔に保てる
④痛みが少ない
⑤顎関節症の治療やホワイトニングも同時にできることがある
⑥できるだけ歯を抜かない治療計画が立てられる
⑦矯正治療のゴールが明確になる
とあげられます。
その中で今回は ②取り外し可能で、好きな食事ができる。 から解説していきます。
人生の大きな楽しみの一つが『食事』だと思います。
食べたいものを食べたい時に美味しく食べる。というのが理想ですが、今までのワイヤー矯正治療ではある程度制限が出ることがありました。
簡単に言うと、『痛い』『つまる』『邪魔』快適かというと、うーん。。。と言う感じです。
②のようにワイヤーと歯の間に結構なスペースがあり、そこに本当によく詰まるのです。ネギなんかあるともう・・・
またワイヤー矯正は常に歯に弱い持続的な力が加わっています。
そのため、矯正始めの一番歯を大きく動かす時期は特に痛くてヨーグルトや、プリンのような流動食のようなものしか召し上がれないと言う珍しいことではありません。
マウスピース矯正はその悩みを大きく解決してくれます。
その際やはり大きな強みとして『取り外しが可能』というところがあります。
取り外せるため、食事の時はマウスピースを外します。
なので矯正をしていない時と同じように、普段どおり美味しく食事を召し上がれます。
ネギが詰まってとれない!ってこともありません。
続いて③取り外し可能なため、お口の中が清潔に保てる
解説をしていきます。
これは ②取り外し可能なため、好きな食事ができる と似ていますが、食事をした後はやはり歯磨きが必要です。
マウスピース矯正では、この歯磨きも今までと同じようにできるのです。
ワイヤー矯正では、24時間365日常に歯にワイヤーがくっついています。なのでその装置の上から歯磨きをしないといけないんですね。
ワイヤーをつけている歯の周りは大変磨き残しや物が詰まることが多く、歯磨きは大変重要になります。
ですが、これがめちゃくちゃ大変なんです。。。
ワイヤーの上から、下から、横から、間から。。。
それでもなかなかキレイには汚れがとりきれず、2.3年経って矯正が終わり、装置を外してみると虫歯ができていた!ということも多くあります。
マウスピース矯正は取り外しができるので、お口の中に装置があるまま歯磨きはしません。今まで通り普通に歯磨きができるのです。
またワイヤーでは難しい、糸ようじデンタルフロスや、歯間ブラシもちゃんと通すことができるので歯と歯の間の磨き残しもしっかり掃除できます。
マウスピース矯正では虫歯にならない!というわけではありませんが、お口の中は今まで通りきちんと歯磨きができる環境なので、かなり虫歯になりにくい矯正治療だと思います。
まだまだマウスピース矯正のいいところがいっぱいありますので、次回以降のブログでご紹介していきますね。
やはり取り外しができるというのは、すごくお口の中にはいいですね^^