こんにちは。
上尾市の歯医者 とも歯科矯正歯科クリニック院長の中川です。
今回も患者さまに聞かれた質問を公開していこうと思います。
今回は矯正相談で当院にいらっしゃった20代女性からの質問です。
『マウスピース矯正って聞いたことあるけど、どういうものなのですか?』という質問です。
マウスピース矯正(インビザライン)はポリウレタン製の矯正装置(アライナー)を歯に装着して歯並びをキレイにする画期的な矯正治療です。
一人一人の歯に合わせて作成されるアライナーを装着します。1週間ごとに少しづつ歯の位置を動かした新しいアライナーに変えながら(1枚で0.25ミリだけ歯を動かせます)徐々に歯を矯正していきます。
少し分かりにくいと思いますが、最終的な歯並びの形をしたマウスピースに目がけて、今の歯並びから少しだけ歯が動いたマウスピースを何十枚も作って、交換しながら最終的な歯並びを獲得するという矯正治療です。
矯正というとみなさま歯に銀色のワイヤーが通っているのを見たことがあるかと思います。
以前はそのワイヤー矯正一択でした。(ワイヤーが通るのが歯の表側か裏側かの違いはあります)
しかし最近はそのワイヤー矯正の代わりとして、マウスピース矯正が大きく伸びてきております。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の大きな違いはたくさんあるのですが、マウスピース矯正の優れているところをいくつかご紹介いたします。
①目立ちにくく、異物感が少ない矯正装置
②取り外しが可能で、好きな食事ができる。
③取り外し可能なため、お口の中が清潔に保てる
④痛みが少ない
⑤顎関節症の治療やホワイトニングも同時にできることがある
⑥できるだけ歯を抜かない治療計画が立てられる
⑦矯正治療のゴールが明確になる
細かいことをいうともっと優れている点はあります。
それでは解説をしていきましょう!
①目立ちにくく、異物感が少ない矯正装置
これはもう見てもらえれば一目瞭然です。
ワイヤー矯正は銀色のワイヤーがギラギラと見えてしまうことが多いですが、マウスピース矯正は透明な装置のため、装着していることはほとんどわかりません。
最終的にキレイになるとはいえ、その間2年も3年も逆に審美的でない銀色の装置を付けることは抵抗あるのではないかと思います。
人と接する機会が多く「歯並びに悩んでいて治したい。だけど目立つ装置はイヤだな・・・」という方にはピッタリな最新の治療法です。
基本的に自分以外の方にじっくりお口の中を見られない限り、矯正していることは分からないのではないかと感じます。
また、薄く滑らかな装置なので喋りづらさもほとんどありません。異物感もとても少ないです。
異物感が少ないのは、長い矯正期間を少しでも快適に過ごすためには大変重要なファクターになります。
お口の中は髪の毛一本あっても異物感を大きく感じる、大変繊細な組織です。
そこにワイヤー矯正のようなガチャガチャした大きな装置が入ってしまうと、ストレスに感じる方も多くいらっしゃいます。
しかしマウスピース矯正は歯にぴったりとフィットするため、異物感として感じにくいです。
次回以降にまたマウスピース矯正のいいところ、続きをお話していきます。
矯正は敷居が高いなと思っている方が多いですが、マウスピース矯正はそのハードルを大きく下げてくれる、とても素晴らしい治療だと私は思っております。
ご不明な点等はいつでも私たちスタッフにお問合せください。お待ちしております。