こんにちは。上尾市の歯医者 とも歯科矯正歯科クリニック院長の中川です。
12月に入り、かなり朝晩が寒く、布団やこたつから出るのが億劫になってきました。
さて、本日も患者さまからのご質問にお答えしていきたいと思います。
30代女性の患者さまからの質問です。
『先生、うちの子なかなか歯磨きしなくて。。。仕上げ磨きって何歳ぐらいまですればいいの?』
というものです。
確かに仕上げ磨き、いつやめればいいのか分かりにくいですよね。
我が家にも小学生と中学生の息子がいます。
先に私の答えから申し上げると『小学校の間くらいは仕上げ磨きしてあげた方がいいですよ』とお伝えしています。
もちろんお子様の成長や、個人差があるので全員ではないですが、少なくとも10歳くらいまでは仕上げ磨きをしていただいた方がいいと思っています。
具体的に何歳までとはっきり決められているわけではないので、小学生までを目処に見ていただければ大丈夫です。
ただ、歯磨きが上手にできない、あまり好きではなさそうなお子さんの場合、仕上げ磨きをせずに放っておくと虫歯になってしまいますので年齢にとらわれず注意深く観察して、必要があればサポートしてあげることが必要です。
仕上げ磨きの始まりのタイミングとしては、乳歯の生えてくる8ヶ月くらいが歯磨き開始のタイミングです。
乳歯の奥歯が生えてくる1歳半くらいまでにはみがきの習慣が定着することを目指しましょう。
子供の歯である「乳歯」から大人の歯である「永久歯」に生え変わる期間はだいたい6歳から始まり、12歳くらいで終わります。
その間は乳歯と永久歯がどちらも生えて混ざり合っている「混合歯列期」と呼びます。
この時は、生えたて出てきたての永久歯、完全に生え切った永久歯、そろそろ抜けそうでグラグラしている乳歯、しっかり残っている乳歯がある状態です。
抜けている歯もあったり、それぞれの歯の大きさもバラバラなので、汚れがつきやすく磨きにくい時期です。
生えたばかりの永久歯は、乳歯よりも硬く丈夫ですが、象牙質がまだ柔らかいため虫歯になりやすく、進行もしやすい傾向にあります。
この時期にしっかり歯磨きをしておかないと、せっかく生えた永久歯が虫歯になってしまうかもしれません。
仕上げ磨きは、保護者がお子さんの後ろに立って行うか、お子さんがじっとしていない場合は保護者の膝の上に寝かせて、安全に口の中を見るようにしましょう。
歯磨き粉を使い始めたら、寝かせて仕上げ磨きをすると歯磨き粉を飲み込んでしまいやすくなるので、お子さんを寝かさずに仕上げ磨きをしましょう。
仕上げ磨き中は、お子さんに話しかけたり一緒に数字を数えたりしてコミニュケーションをとることを心がけると、お子さんの気もまぎれて飽きずに磨くことができると思います。
睡眠中に唾液の分泌が減り、お口の中の細菌の量が増えるので、最低寝る前だけでも仕上げ磨きをするのをお勧めします。
大人の歯が生えそろう12歳くらいまでに正しい歯磨きの習慣が身につけば一生役に立ちます。
この記事を書いたのは
とも歯科矯正歯科クリニック院長 中川智彦
日本大学歯学部卒業
インビザラインドクター
インビザラインプラチナプロバイダー
シュアスマイルドクター
メイクアライン所属
アライナー矯正CIAO所属
マウスピース矯正スタディーグループDNEX所属
クリンチェックマラソンコース
SAO第1期メンバー
デジタルアライナーオルソドンティクス2020コース
床矯正研究会所属
アストラテックインプラントシムプラントコース
POIインプラントコース取得